硬化療法

1. 通常は細い針での数か所の注射ですみます。時には超音波装置で針先を見ながら行います。
2. 注射が終わったあと、注射したところに大きな血の塊ができないように弾性包帯を巻いて、足踏みを10分ほどしていただきます。全部で20分ぐらいの時間で終わります。
3. その後、帰宅していただきます。自宅でもそのまま2日間包帯を巻いてください。
4. 包帯を外したあとには弾性ストッキングを3週間着用します。必要があれば、また次の月に別の場所に注射をします。

下肢静脈瘤血管内焼灼術（レーザ、高周波）

1. 手術前には飲食の制限がありますので、指示に従ってください。
2. 来院後に超音波検査で静脈瘤に印をつけます。
3. その後、手術台で寝ていただき酸素モニター、心電図モニター装着、点滴をします。足を消毒したあとに、局所麻酔をしてから細い管（カテーテル）を静脈瘤に入れます。
4. この時に不安を取る眠たくなる薬を点滴からいれることがあります。充分麻酔がきいたところで静脈を焼くあるいは糊で閉塞させます。
5. 必要に応じてさらに2㎜ぐらいの傷から静脈瘤の切除も行います。足に包帯を巻いたら手術は終わりです。
6. 手術時間は30分から1時間程度で、外来で休んでいただいてから帰宅になります。過激な運動はできませんが、歩行などは問題ないので、なるべく動いていただくようにしています。
7. 翌日あるいは翌々日に再度受診していただき診察と超音波検査を行います。来院するとき以外はお仕事の制限は通常ありません。